今日の空も青かった
「ただいまー」
ばたっ。教室に戻るなり私は机に突っ伏した。
「大丈夫だった?」
「由希ちゃーん(泣)」
心配してたのか由希ちゃんとセーちゃんがやってきた。隣で優もこっちみてるし。
「なにかされたの?」
「というかシデカシマシタ」
「何を?」
「会長に"元ヤン"って言って逃げてきちゃった☆」
あれ?なんか空気が…ていうかなんかみんなの視線がかわいそうな子をみるような。やっぱまずかったよね。
「さすが鈴っす。セーは鈴を尊敬するっすよ」
いや、セーちゃんだけはものすごくキラキラした目で私をみてきた。…はぁ。
「どーしょー」
「…ま、やっちゃったものはしょうがないわ。あきらめてこれからがんばりなさい。私も聖羅も相談くらいならのるわ」
由希ちゃん…!!持つべきものは友達だな。
感動に浸っていると先生がきて授業が始まった。まだ教科書が届かないから今日も優に見せてもらう。
「お前…バカだな」
「存じ上げております」
もう何もいわないでください…
「ま、なにかあったら俺もいるから頼れよな」
「…!!ありがとう」
私の周りは皆いい人ばかりのようです。