今日の空も青かった

「どうぞ」


「ありがとうございます」


樹先輩から紅茶をもらう。美味しい。でもなんでどこの部もお茶をだしてくれるんだろう?


「んで鈴」


「なんですか涼先輩?」


「何しにきたの?」


「あ!部活を見学させてもらいたくてきたんです」


でもなんていうか…マンガ喫茶みたいなとこですよね。
そう私がいうと涼先輩は啓太先輩の頭をジャ●プで叩いた。うわ、痛そう。


「あだっ」


「自業自得だ」


「ごめんね。ここの漫画は全部啓太さんのなんだ…」


これ全部啓太さんの!?すごいな啓太さん。いろんな意味で。


「天文とか興味あるの?」


「星を見るのが好きなんです」


「星はいいよなー、きれいだ」


「啓太さんいつも寝ちゃうじゃないですか」


「啓太うざ」


「いやー、夜は眠くて眠くて。樹、鈴にあれみせればいいんじゃねーか?」


「そうですね!僕準備してきます」


ちょっとまっててくださいねー
そういって樹先輩は隣の部屋に入っていった。


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