今日の空も青かった

しばらくお茶をのみながら啓太先輩、涼先輩と話をしていると鈴ちゃーんと樹先輩に呼ばれた。


「なんですか?」


「鈴ちゃん入っておいで」


ドアをあけると



「すごいっ…」



中は星空だった。



「どう?」


「すごいです!これ先輩が作ったんですか?」


「いや、スーさんが作ったんだよ」


「スーさん?」


「スーさんはうちの部の部長なんだ。残念ながら今日はいないんだけど」


「アイツこういうの作るのは得意だからな」


誰かわからないけどスーさん先輩あなたはすごいです。…決めた。


「先輩方」


「ん?どうしたの?」

「私、この部に入りたいです」


いいでしょうか?そう聞くと3人は顔を見合わせた。
あー、ドキドキする。もしだめっていわれたらどうしよう…
と、手が伸びてきて私の髪をぐちゃぐちゃにした。


「わっ!!」


「大歓迎だ。よろしくな」


「啓太うざい。鈴、よろしく」


「これからよろしくね。鈴ちゃん」


そういった3人の顔は笑顔で。



「よろしくお願いします」



私の顔も笑顔だった。


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