今日の空も青かった

私達が話していたらきょーちゃんさんはちょっと涙目になっていた。


「あーごめんごめん。ほら自己紹介しな」


「…荻原恭介」


「きょーちゃんよくできましたー」


「だからきょーちゃんヤメロ!!!!」


…なんとなくこの3人の関係性がわかった気がする。


「で、お前いつまでここにいるんだ?」


「え?今何時ですか?あ、きょーちゃんさんそのプリンください」


「何でだよ。てかお前もきょーちゃんヤメロ」


「いいじゃないですか。さん付けたし。それよりプーリーン」


おっ、きょーちゃんさんがプリンをこっちに差し出して…くれるの!?




と思ったら目の前で食べやがった。



「あー!!!!私のプリンが!!!!」


「残念だったな」


「きょーちゃん最悪やー」


「ひどいねー」


「うわーん。加藤先輩、三島先輩ー」


「明日プリン買ってきてあげるからね」


「恭介謝りなー」


「これは元々俺のだ!!!!」



うん。きょーちゃんさんいじるのすごく楽しいわ。


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