今日の空も青かった

「おい鈴!!」


「んあ?」



3人で仲良く(?)きょーちゃんさんをいじっていると誰かに呼ばれた。

声がした方を覗きこむとみたことのある茶髪が見えた。



「あれ、優じゃん。どうしたのー?」


「お前が授業終わったら呼びに来いっていったんだろーが」


「あっ、そうだった」

「葛城たちまってんぞ」


「それは大変!!いまいくわ」


由紀ちゃんとセーちゃんを待たせるなんて…とにかく早く教室戻ろう。


「それでは先輩方失礼します」


「えー、戻っちゃうん?」


加藤先輩。そんな子犬のような目でみないでください…。


「お昼食べたいですし…」


「えー…俺もっと鈴ちゃんと一緒にいたいよ」


なっ!!なんですかこの展開!!ヤバいどうしよこんなこといわれたことないから…すごく恥ずかしい。


「うわー鈴ちゃん顔真っ赤だね。すごく可愛い」


悠人さんまで!!もう私ダメだ死ねる。


「鈴コラちくしょー!!!」


「あらら。彼氏怒っちゃったよ?」


「大変やな。よし俺が謝っといてやるわ」


「そんな先輩が謝らなくても…ていうか彼氏じゃないです。彼氏なんかいたことないですし」


「お前、悲しい女だな」


「うっさいきょーちゃんさん」



「だからき「あー!!」」


あ。きょーちゃんさんのセリフ加藤先輩の声にかぶった。残念。で、なにがあったんだ?

加藤先輩に近づいてみると加藤先輩と優が見つめあっていた。





なんだこの展開。


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