今日の空も青かった
悪魔の英語を乗り越えそのまま授業を受けた。
気づけば放課後。
「ねー、優って部活入ってるの?」
「おー」
「何部?」
「サッカー。お前はどうするんだ?」
「んー…とりあえず色々回ってみようかな」
「そうか。じゃ、俺部活いくわ」
「うぃ。今日はありがとね。明日からもよろしくー」
教室から出て行く優の後ろ姿にそう声をかけると彼はこっちを見ずに手を振って出て行った。くそう、なにをしてもかっこいいなアイツ。
さて。どこの部活にいこうか。というかそもそもなんの部活があるかわからない。困った。
「鈴ー。どうしたっすか?」
「あっセーちゃん」
気がつくとセーちゃんのドアップ。びっくりした。
「セーちゃんて何部?」
「ソフトっすよ」
納得。
「じゃあ由希ちゃんは?」
「由希は料理部っす」
「そっか…」
で、どうしようかな…またまた悩んでいると
「鈴は入りたい部活ないんすか?」
「うーん…特にないかな。運動は苦手だから文化部がいいかななくらい」
「じゃあ東棟に行くといいっすよ。文化部の部室は東棟なんで」
「そうなんだ。ありがとセーちゃん」
「いえいえ。由希ー、鈴を東棟につれてってほしいっすー」
じゃあまた明日。そういってセーちゃんは部活へと行ってしまった。