今日の空も青かった

「何でこんな奴が人気あるんだか(ボソッ)」


「あ?なんかいったか?」


「いいえ。ただ銀髪このやろうっていっただけですよ」


「てめっ…」


「はいはい。ケンカはそこまでにしてお昼にしよう」


「わーい!お昼だー」


「ちょっ、まて」



あんな銀髪より三島先輩。そしてあんな銀髪よりお昼ご飯!!!!ということで銀髪やろーは放置して先輩達の方へ向かった。


で。


「なんでこっちむいて膝ポンポンしてるんですか…?」


向かって目に入ったのはものっすごい笑顔でこっちをみながらあぐらをかいた足をポンポンとたたいている加藤先輩。なにこのお父さんが"お膝においでー"って誘ってるようなシチュエーションは…


「鈴ちゃん俺のお膝においでー」





やっぱりか!!!!




「なんでですか!」


「だって女の子地べたに座らせたらアカンだろ」


「だからってなんで先輩の膝に…」


「だって鈴ちゃん妹みたいでかわいいんだもん」


「それ理由になってません!」


「じゃあ俺のとこにおいで。それともきょーちゃんがいい?」



なんかふえたー!!!!

いや、三島先輩の膝にのるなんて無理!うれしいけど。でもそんなことしたら心臓爆発しちゃうよ。
というか三島先輩、そういう問題じゃないんですが…

「あ、いや、私重いですし、ていうか別に地べたでいいですし…」


「ダイエットするんだな」


「うっさい銀髪!!!!」


「…しゃーない。こうなったら最終手段や」



え?なんで加藤先輩そんな笑顔でこっちくるんですか?ちょっ、まっ…


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