ヤンキーの一分【完】
『毎日、遅刻してスイマセン―――――――――っ!』
『………………』
後輩ヤンキーは心の中で叫ぶ。
これは、ただの反省文だこのクソ野郎―――!
ナニが一分(イチブン)じゃあ―――っ!
『んっ?今、言ったことを早く書けこのクソ野郎!
今日も遅刻するだろうが!』
『うっせ――!自分でしろ!
ブタ野郎―――!』
『うっ……シクシク……』
案外にもナイーブな番長なのでした。
おしまい