イチバンになりたくて
「旭、アタシの事好きだったんだね~!」




帰り道、右手に旭の温もりを感じながら言った。




すると、旭は見る見るうちに赤くなっていった。




「…ゎ、悪いかよッ!!ひとめぼれだっつの!!」




旭はアタシの頭を撫でた。




いつもの如く、髪形はくずれた。




「可愛くてしかたねぇんだよ」




照れながらも、そんなことを言ってくれる旭。
< 17 / 19 >

この作品をシェア

pagetop