白虎連合Ⅰ






幹部補佐に縄を引かれ、彼女達はズルズルと引きずられる。

そしてそのまま公園を後にした。





「英寿くん、雄大さん、ありがとう」


「当たり前やろ」


「てか本間にあの程度でいいんけ?」


「まぁうちが白虎って知らんかったし、そこは許してあげる」






タバコを消し、ベンツの後部座席を開ける。

そこには目をキラキラさせた紫織が乗っていて。





「すごい!!!ゆい格好いい!!!」


「あはは、どうも」


「和泉さんも森高さんも初めましてっ!!!」





やたら興奮している紫織は私に抱き付きながら二人に頭を下げる。

それに合わせて雄大さんは笑って手を振った。





「特攻服格好いいなぁ!!!ゆい凄い!!!」


「いやいや」


「紫織ちゃん、後で一緒に暴走しよっか」


「はいっ!!!」





ぴょんぴょん跳ねる紫織は可愛い。

でも、疲れた…。









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