白虎連合Ⅰ
「あ、」
「あ、」
階段を下りる手前で久しぶりの人達と出くわす。
その人達は私を見るなり、気まずそうに教室に逃げていった。
「大人しくなったなー」
「ね、」
ギャル軍団があの後下の連中に何をされたか知らない。
でもこうやって逃げる辺り、よっぽどの事されたやろな。
「ゆいが白虎ってチクらへんかな?」
「あー、蓮達が黙るように言ってんて」
別に言ってもいいけど、皆私に気を使って内緒にさせる。
確かに今は勉強を頑張らなければいけないし。
いつか皆に気を使わせへんようにしたいな。
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