白虎連合Ⅰ






名前を呼ばれ、顔を上げると珍しく制服を着た龍。

その後ろには下の連中が五人いて、購買に行く途中らしい。






「珍しいっすね、外で食べるなんて」


「なんか成り行きで」


「成り行き?」


「ほら、」






悠介くんと紫織は未だに喧嘩していて、その二人を指差す。

龍も視線を変えて二人を見た。





けど表情はいきなり変わって、







「誰すか、あいつ」








声が低くなった。








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