白虎連合Ⅰ
それに気付いたのか、喧嘩していた悠介くんがこちらに振り向く。
同じように紫織も振り向いて。
「…ゆいさん、何か欲しいもの無いっすか?」
「ん?別に」
「じゃあ飲み物奢ります」
「わっ、ちょっ…!!!」
二の腕を掴まれ、無理矢理立たされる。
そのまま何故か購買まで向かって。
「悠介くんっ、紫織っ、行ってくる」
「あ、いってらっしゃい」
振り向き二人に声を掛けても、悠介くんから返事はない。
眉間に皺を寄せてるんは気のせい?
.