白虎連合Ⅰ
ここは白虎連合専用倉庫。
全体集会の倉庫よりは小さいが、綺麗で使いやすい。
そこの二階は幹部と補佐専用で。
下の連中と親衛隊は入れない。
「青龍と玄武は?」
「西区と東区を今担当してる」
「元々うちは南区やし…北区はどうすんの?」
タバコを吸う英寿くんに聞きながら、私はジュースを飲む。
朱雀が北区を張っていた場所は今空間で。
もしかすると"ghost"が狙うかもしれない。
「北区はゆい、お前が担当しろ」
「はい?」
「一応俺も手が空いてる時担当するから大丈夫」
「…はい」
英寿くんの言うことは絶対。
それに英寿くんは私を見込んでそれを決めたわけで。
私はその使命を護るだけ。
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