白虎連合Ⅰ
龍のバイクの後ろに跨り、白虎の三分の一の人数がいるのを確認する。
元々朱雀は人数が少なかったので、北区を守るのには十分。
「皆聞いて」
私の一言で倉庫前は静けさを保つ。
エンジンの音など聞こえない程に。
「まず幹部候補、親衛隊はうちに着いてきて」
「「「「はいっ!!!」」」」
「それより下は朱雀の倉庫へ、あんまり汚さんときや」
「「「「はい!!!」」」」
「それともう一つ」
振り返り、一人一人の顔を見ていく。
…これは一番重要。
「白虎の誇りにかけて守り抜け」
「「「「「うおぉおお!!!!」」」」」
歓声が沸き、私は再び正面に向く。
そして龍に合図し、バイクを発進させた。
.