白虎連合Ⅰ







疲れた親衛隊は寝室行って寝たり、風呂に入ったりと好きに行動する。

蓮はテレビを付けてゲームをしたり。



…今度倉庫に行った連中にも何か持って行ってあげよ。





「ゆいさんは今日は家帰るんすか?」


「学校行く前に家寄るかな」


「わかりました」





空はまだまだ暗い。

太陽が出てくるのには後数時間ある。

いっそのこと、このまま起きてよっかな。





「もう一つ聞いていいすか?」


「なに?」


「この部屋って、昔ゆいさんが使ってた所すよね?」





その言葉にゆっくりと窓から龍に視線を変える。



本当に龍には負ける。

いつもキャンキャン吠えているのに勘は鋭くて。






「そうやで」







否定する必要はない。


一言だけ返すと龍はそれ以上何も言わなかった。






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