白虎連合Ⅰ
「あ、華風さん!!!龍さんも!!!」
「ういーっす」
隊員達は私と龍に気付いて頭を下げる。
それに龍も返事をして、彼等と絡み始めた。
彼等のすぐ側には酒の空き缶や、お菓子。
恐らくここでたむろっていたと思う。
けど彼等の目的はもう一つあるみたいで。
「龍、離れて」
「えっ?」
龍が言い終わる前に木刀を引き抜き、バシィッ!!!と彼等の間を斬りつける。
一瞬で龍と隊員は避けたけど、そんな事気にしない。
木刀で潰したもの、それは。
「これはなに?」
無造作に置かれた透明な袋。
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