白虎連合Ⅰ
うちのチームは薬物等禁止。
今まで何人も命を落としたり、捕まっているから。
「わかってるやんな?」
「ごめんなさ…!!!」
「歯、食いしばれ」
ジャリ、と足に力を入れて蹴り上げる。
その足は顔面に食い込んで。
「ぎゃっ…!!!!」
声にならない声で彼は後ろに倒れ込む。
これは掟を破った罰。
手を使わないのは、足で十分だから。
「はい、次」
「ひっ…!!!」
メキッ、と鈍い音が公園に響く。
全員終わると地面には血か付いていて。
倒れ込んだ隊員達の隣に座り込み、タバコに火をつけた。
「雄大さん、もう着くらしいです」
「ありがとう」
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