白虎連合Ⅰ






「やほー」





…のは気のせいで、紫織は彼に軽く手を振っていた。

そして彼も手を上げて挨拶をして。






「あんたら仲いいなぁ」


「ん?腐れ縁やな」


「ふーん」






紫織と彼は同じ中学らしい。

昔からよく連んでいたって聞いたけど、






「恋愛感情はないん?」


「はっ?!ないないない!!!キモイ!!!」


「あ、うん、ごめん」





スッゴく嫌な顔をして、千切れるんじゃないかと思うくらい首を振る。

わかった、わかったから…



髪崩れてるしっ。









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