白虎連合Ⅰ







「ほな授業始めるぞー」





紫織の髪を直していると先生が来て授業が始まる。

一応全員席には着くけど、ガヤガヤしたままで。

真面目な生徒は教科書を広げ、私もその一人。







「ここ、赤線引いとけな」





先生の言う通りに赤線を引く。

チラッと紫織を見ると携帯を見ながら化粧を直していて。






(ん?)






一瞬授業が退屈になり、窓から外を眺める。

すると地上に数人見えて、窓を少し開けて覗き込んで見ると…。






「…あのアホ」







溜め息を着いて、机に掛けてあるビニール袋を取り出す。

そこからペットボトルを出して窓から出し、落とした。







…―ガンッ!!!







「いてっ!!!!」








.
< 17 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop