白虎連合Ⅰ





「うわ、笑った!!!」


「かーわいいっ」





いつの間にか彼等は目の前まで来て、私の顔をまじまじと見る。

悠介くんに悪いけど、彼等絡み辛い。






「華風さんってさー、」






一人の男の子が私に話し掛ける。

無意識に私は彼の方に向いて。







「経験人数三桁って本間?」








また下らない噂。

こんなことはよくあること。

今更気にならない。







「…さぁ?」


「ほなほな、出会い系してるんは?」


「はい?」


「やっぱり可愛いと得やもんなー」






いつの間にか私は出会い系をしているらしい。




サイトも持ってないっつーの。

そんな暇もないし。





あってもせーへんけど。







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