白虎連合Ⅰ






それから何度か授業を受け、時間は昼休み。

ウーン、と腕を伸ばして席を立った。






「購買行こーっ」


「あ、ちょっと待って、」





鞄から財布を取り出す紫織を待って、教室を出る。

廊下を歩く時も視線を感じるけど、見過ぎやからな。






「あ、パンまだいっぱいある!!!」


「本間やっ」






購買の前には沢山人がいるけど、構わず前に進んでいく。

同学年はびっくりした顔で、先輩と後輩はジロジロ。

そんなに珍しいですか?






「もう買った?」


「買ったよー」


「行こっかっ」





再び購買から離れて、教室に戻るために歩く。






「あ、」







すると前方にヤンキー集団、発見。








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