白虎連合Ⅰ






「こわっ…」


「白虎連合の人達やん…」





購買の近くのベンチに座る彼等は一人一人を睨みつけ、パンを食べている。

コソコソと生徒は下を向いて歩き、先生は校舎に逃げ込んだ。

ちなみに他の族の人達もいるけど、違う所でご飯を食べている。

白虎連合は恐れられているから。






「ちょっと注意してきます」


「あははっ、あたしも着いてくわ」






紫織の手を繋ぎ、彼等に近づく。

そんな私に気付いたのか、龍はパァッと笑顔になって。






「こら、そんなに睨まないの」


「いてっ!!!」






今度は拳骨をお見舞いした。








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