白虎連合Ⅰ
早歩きをしながら信号を渡り、向かいの道に渡りきる。
そしてすぐに左に曲がって皆がいる所まで走った。
黒澤くんに会って動揺している。
「なんでなんやろ…」
彼は私の体目的で近付いてきた。
けど私はそれを知ってしまって。
普通バレたら話しかける?
学校でも無視してるなんから絡んでこなくていいやん。
彼の意図が分からない。
「おかえり、遅かったな」
「そう?」
英寿くんの言葉に返事しながら後部座席に座る。
せっかく買ったタバコも吸う気になれなくて。
窓から外を見ると、龍はバイクを弄っていた。
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