白虎連合Ⅰ
数人の頭を殴ると、痛みに振り返りやっと私を見る。
その事に気付いたのか、他の連中も段々静かになって。
「は、華風さん…」
「何を揉めてんねん」
「それが、」
「まぁいいわ、道開けて」
その言葉を聞いた途端、私の前にいた隊員達は道を開ける。
隊員に囲まれた人達が見え、そこまで歩いて。
顔を見た瞬間、目を見開いた。
「ゆ、ゆいちゃん?!」
先程コンビニで会ったばかりの黒澤くん。
と、仲間のヤンキー君達。
…なんでやねん。
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