白虎連合Ⅰ
黒澤くんと目が合う。
私はその目を逸らさないで彼等の正面に立った。
「うちの隊員がすんませんでした」
「いや…それよりゆいちゃ、」
「ちゃんと言うときますんで、あんたら行くで」
「「「「はいっ!!!」」」」
黒澤くんの言葉を遮り、謝罪を述べる。
そして隊員に声を掛けて背を向けた。
私の命令された行動はここまで。
話を解決したらもう関係ない。
「ちょっ、聞いて…!!!」
黒澤くんの声が聞こえる。
けど私は無視したまま、ベンツに乗り込んだ。
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