白虎連合Ⅰ
昔はあの夢を見ただけで、私は自分を抑えられなかった。
でも今は少し落ち着いたので暴れたりしないけど。
久しぶりに見たから、気分が悪い。
「ほな行ってくる」
「いってらっしゃい」
「お父さんっ、お弁当」
食事をしながら、先に仕事に行く父を見送る。
携帯で時間を確認するとまだ余裕で。
再度ゆっくりと食事を始めた。
「最近は北区行ってないん?」
「んー、たまに行ってる」
「そうなんや」
姉は化粧をしながら私に問いかけてきて。
最近は"ghost"を捜さなくていい為、ゆっくり出来る。
北区の家も龍達が好きに使ってるし。
まぁ北区見回りはちゃんとしてるけどね。
「ごちそうさま」
食器を台所に持っていき、再び部屋に戻る。
さ、化粧しよかな。
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