白虎連合Ⅰ
いざ出ようにも、女子の一人が私が入っている個室の前に寄りかかり出られなくて。
仕方なくトイレの蓋をして大人しく座り込んだ。
「白虎連合のNo.3って誰なんやろねー」
「顔見せへんしね、男前なんちゃう?」
「いやーん、会いたい!!!」
「華風もさ、いつか潰しちゃう?」
「あたし白虎連合に知り合いいるし頼もうかなーっ」
どうして私が嫌われているのかわからなくて。
きっと話さないし、異様な雰囲気をただ寄せているからかな。
けど別に仲良くなりたいとは思わない。
薄っぺらい友情なんていらない。
「はぁーあ、」
彼女達の話を聞くのがダルくなり、タバコを取り出す。
きっと先生達は注意しにこないし、彼女達もいちいちチクらない。
次の集会、いつやったけ?
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