白虎連合Ⅰ
「こんなん白虎メンバーに見せられへん…」
「とか言いつつ逃げようとしない!!!」
「ちょっ…!!!」
さり気なくその場から逃げようとしても腕を掴まれてしまって。
いや、だってさ。
私白虎幹部ですよ?
いつも特攻服に木刀を持ってる姿が私なのに…。
キャラ違いすぎでしょ。
「てか、紫織の才能凄いなぁ」
「え?!本間に?!」
「将来デザイナーなれるわ」
「きゃーっ!!!ありがとうっ!!!」
ぴょんぴょん飛び跳ねる紫織のドレスは薄ピンク。
デザインは私と一緒で、ふわふわ。
髪は筋のストレートにピンクの髪飾り。
これを三日で作った紫織は神の子だと思う。
「華風さんと水嶋さんのドレスすご…」
「あたし等と全然違う」
「いいなぁー…」
私と紫織のドレスとは違い、他の女子は普通のドレスに花を数個つけただけ。
女子からも男子からも見られて変な気分。
そしていつの間にか全ての準備は終わった。
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