白虎連合Ⅰ
暫くするとコーラとミックスジュースが運ばれて、四人で乾杯する。
そして直ぐ紫織と蓮は話し込んだのだけど。
「ゆいさんっ、太もも見えてますって!!!」
「こういうデザインなの」
「でも大丈夫です、俺がずっと指名しますから」
「はい?」
心配したり真剣になったり。
龍の表情はコロコロ変わる。
見ていて飽きないけど…、一体どうしたものか。
「ゆいさんドレス姿似合いますねっ」
「…どーも」
「舎弟として誇りに思います!!!」
「思われても困るけどね」
私は正面に向かって座り、龍は私の方向に向かって座る。
まるで飼い主を見る犬みたい。
「はっ?まじで?」
「ちょっ…!!!やばいって!!!」
急に後ろの方でザワザワと声が聞こえる。
振り向くと皆真っ青で。
「白虎連合総長達が来た…!!!」
…はぁっ?!
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