白虎連合Ⅰ






青い蛍光灯に、真っ暗に続く通路。

嫌な音楽が流れて思わず身震いをした。






「…最悪」






ベンツで引きずり回されたくない私は恐る恐る立ち上がり、廊下の壁に手をつく。

そしてゆっくりと歩き出した。





白虎幹部がこんなのでビビってどうする。

お化け役なんて同じ学年の生徒じゃないか。






「ひっ…!!!」






急にお化けらしき物が照らされ、身を小さくする。

動く気配がないので人形みたいやけど…。



誰か作ってんこんなんっ。











「わっ!!!!」










いきなり横からお化けが出てきて目が合う。



数秒見つめ合って、私は。












「…ぎゃああぁああ!!!!!」











思いっきり叫んだ。












.
< 257 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop