白虎連合Ⅰ
青い蛍光灯に、真っ暗に続く通路。
嫌な音楽が流れて思わず身震いをした。
「…最悪」
ベンツで引きずり回されたくない私は恐る恐る立ち上がり、廊下の壁に手をつく。
そしてゆっくりと歩き出した。
白虎幹部がこんなのでビビってどうする。
お化け役なんて同じ学年の生徒じゃないか。
「ひっ…!!!」
急にお化けらしき物が照らされ、身を小さくする。
動く気配がないので人形みたいやけど…。
誰か作ってんこんなんっ。
「わっ!!!!」
いきなり横からお化けが出てきて目が合う。
数秒見つめ合って、私は。
「…ぎゃああぁああ!!!!!」
思いっきり叫んだ。
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