白虎連合Ⅰ
先生はまだ来ていなくて、殆どの生徒は席に着いて雑談している。
多分授業始まっても雑談終わらないけど。
教科書とノート、ペンケースを置いて適当にチャイムが鳴るのを待った。
「ほな後でなー」
「おー、」
ガラッと扉が開き、私の隣に誰かが座り込む。
視界の端に金髪の髪、ズボンに付けたチェーン。
黒澤悠介。
「ほな授業始めまーす」
いつの間にか先生は入って来て授業が始まる。
黒澤くんはダルそうにノートと教科書を開けた。
…てか隣やったんや。
今まで何度も授業あったけど知らなかった。
関心しつつ、シャーペンを持って授業を聞き始めた。
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