白虎連合Ⅰ
seasonⅤ
教室の笑い声は悲鳴に変わる。
逃げ回る人やその場から動けない人。
私は一人の女の子の前で立ち止まった。
『あ、たしら親友やん…?』
その言葉に私は笑う。
けれど反対に、手に持つ鉄パイプは震えていた。
『親友?ふざけんな』
以前彼女に言われた言葉を返す。
そして私はそのパイプを彼女に対して振り落とした。
血が、私の頬に返ってくる。
心の傷は治らないのに。
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