白虎連合Ⅰ






「…ん、」






目を開けて、周りを見ると暗闇に包まれていた。



小さな窓から見える空はまだ暗い。

時間は分からないけど夜中ということだけ分かる。





…いつの間に寝たんやろ。






確か白虎メンバーで北区のマンションに来て、打ち上げをしていた。

そして雄大くんにお酒を勧められて仕方なく飲んで。



後は覚えていない。







「水飲も…」






体を起こそうとするが重たくて動けない。

っていうか何か乗っている。






「…なんで一緒に寝てんねんな」






よく見ると後ろから龍に抱き締められていた。



寝息が聞こえる辺り、龍も今は夢の中。

腕は私を包んでいるし、足は私を挟んでいて。






「はぁ…」







とりあえず溜め息をついた。








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