白虎連合Ⅰ
破った約束
「ゆいー!!!起きやー!!!」
「んー…」
「遅刻するでー!!!」
一階から聞こえる姉の声に思わず布団を頭まで被る。
外は寒いし起きたくない。
出来るならばこのままもう一度寝たい。
「こらー!!!」
しかし再び聞こえる怒鳴り声に仕方なく起き上がる。
のそのそと布団から出て、制服に着替えた。
化粧は下ですればいっか。
鞄と荷物、そしてマフラーを持って一階まで下りる。
そこには既に朝食を食べている父と母、そして姉。
適当に挨拶をして、私もテーブルの椅子に座り込んだ。
いただきます。
.