白虎連合Ⅰ
金曜日の昼休み前の授業は選択授業。
荷物と教科書を持って教室を移動し、自分の席に腰掛けた。
「ゆいちゃん、おはよ」
「おはよ」
この授業の時は悠介と一緒で隣の席。
挨拶を終えると悠介も席に座り、落書きだらけの教科書とノートを机の上に置く。
アルミ製でボコボコのペンケースがなんとも悠介らしい。
「はい、席つけー」
先生が来ても静かになる事はない。
私と悠介も喋りながら授業を受ける。
ちなみにちゃんとノートを取りながらだけど。
いつもと変わらない。
そう思っていた。
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