白虎連合Ⅰ
『とりあえず風呂沸かすし、後で入れよ』
『……あの』
『なんや?』
『どうして、助けてくれたんですか?』
汚れたスカートをキュッと握る。
声は若干震えていて。
『なんか自殺しそうやったから』
『自殺…』
『とにかく風呂入れ、それから傷の消毒や』
そう言い、英寿くんはタバコを食わえる。
吐き出した煙の香りが妙に落ち着いて。
パッケージにはSevenStarsと書かれていた。
『はい、風呂入り?』
『……………』
『服はこれに、下着は…これで我慢して』
雄大くんに着替えを渡され、脱衣所の扉は閉まる。
渡された服は上下スエット。
下着は…トランクス。
それを籠に置いて制服を脱ぐ。
太ももには血が流れた後があって。
早く流す為にシャワーを浴びた。
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