白虎連合Ⅰ
何度も何度も自分の膣に指を入れた。
それでも精液が全て出た気がしない。
触られた箇所を痛いぐらいに擦り、熱いお湯を浴び続ける。
汚れが取れても、感覚は取れない。
狂ったように体を洗い続けた。
『あ、上がった?』
『………はい』
『ここ座りっ』
スエットに着替えた私は再びソファーに腰掛ける。
今度は隣に雄大くんが座って、手には救急箱。
英寿くんは遠くで誰かと電話していた。
『まずは顔な、これ殴られたん?』
『はい…』
『よし、次は腕と足な』
『いっ…!!!』
『染みるけど我慢我慢』
傷口に直接当たる消毒液はとても痛い。
顔をしかめ我慢していると、いつの間にか包帯が巻かれていった。
『今何才?』
『…十四』
『そっか、誕生日はいつなん?』
私を和まそうとしてくれているのか、柔らかい表情をする。
けどそれは、
『さっき誕生日終わった…』
直ぐに驚いた顔になった。
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