白虎連合Ⅰ
それから初め二人だった白虎連合は三人に。
三人だったのが数十人に。
二カ月も経てば数百人になっていた。
喧嘩が飛び抜けて強かった三人が頭ということで、白虎連合の名前は広がっていって。
いつしか最強のチームと呼ばれるようになった。
私は二人から色々学んだ。
それは殴り方だったり、蹴り方だったり。
更には常識。
家に帰らない私は、雄大くんが借りていたマンションに住むようになった。
それが北区のマンション。
雄大くんも引っ越したかったらしいので、違う所を借りて。
『華風さんおはようございます!!!』
『おはよう』
『ゆい、おはよっ』
『おはよう、英寿くんも』
『あぁ』
いつの間にか、白虎の中では笑うようになった。
涙を流すことはないけれど、皆私の仲間で。
居場所の一つになっていった。
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