白虎連合Ⅰ
その後龍をバイクに乗せ、英寿くんと雄大くんに会わせた。
びっくりしていた二人だけど、龍の事を認めてくれて。
龍は白虎連合に入った。
『ゆいさん!!!俺親衛隊になりました!!!』
『あー、おめでと』
『なんすかそれ!!!』
そんな龍は、僅か二カ月で親衛隊まで登りつめた。
喧嘩も驚く程強くなり、見違えるようになって。
そして更に二カ月が経って、蓮と一緒に幹部候補に選ばれた。
二月の真冬の時期に。
『幹部候補っすよ?!ゆいさんの舎弟っすよ?!』
『聞こえてるっちゅーねん』
『ならもっと反応して下さいよ!!!』
『あー、おめでとう』
『またそれっすか?!』
龍とは毎日一緒にいた。
っていうか付いてきた。
龍には家族がいない事も知った。
だから私は一番可愛がった。
気が付けば絆は深くなっていた。
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