白虎連合Ⅰ
ピリピリした雰囲気は一変して、和やかな雰囲気。
先生の言葉に両親はホッとして。
私は魂が抜けそうだった。
「本当に迷惑をかけて…」
「いえいえ、しかし華風は幸せもんやな」
「え?」
「こんなにいい親御さん、なかなかおらんぞ」
確かに。
それは私も実感している。
心配してくれて、私の為に頭を下げて。
こんなにいい親、いない。
「まぁお父さんとお母さんも、華風とこれからも仲良く暮らして下さい」
「……………」
先生は気を使ったつもりで放った言葉。
けどその言葉は、
「そうしたいですが、私達はもう少しで離れ離れになるんです」
予想していたものとは、大きく違った。
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