白虎連合Ⅰ
三年目の
「ゆいー!!!お誕生日おめでとう!!!」
「あ、ありがとう」
玄関を開けると紫織が立っていて。
、と同時にパンッ!!!と大きなクラッカーの音。
目の前の紫織はニコニコ顔で、私はテープまみれ。
なかなかのサプライズやね。
「いやー白虎幹部様が誕生日なんて!!!今日何するんやろなぁ?」
「さー?皆で祝ってくれたり、暴走したりちゃう?」
「一般人では絶対あり得へんことやなっ」
「そうやなぁ…―てか、何してんのかな?」
「んー?」
何故か私の髪は巻き巻きと巻かれていて。
ピンで左側に纏め、顔周りはストレート。
そして紫織の手には、いつか見た白い花の髪留め。
まさか、
「こら!!!ゆい逃げないの!!!」
「絶対嫌や!!!特攻服で行くし!!!」
「大丈夫、今回はミニのドレスにしてみました」
「冬やで?!真冬やで?!」
これでバイクに乗れと?
これで皆に会えと?
貴女は風邪を引けと?
「風邪引いたらあたし看病してあげるからっ」
前提かい!!!。
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