白虎連合Ⅰ
「ゆーいちゃんっ」
いきなり後ろから抱き付かれ、振り向くと雄大くん。
しかも酒臭い。
まさか、
「ゆいも飲むでー、ほらっ」
「雄大くんさっき飲まへんって言ってたやん、ベンツ誰が運転すんの?」
「英寿!!!」
「…死んだら線香立ててあげるな」
もう大分酔っているのか、雄大くんは終始笑顔。
けどそれは雄大くんだけじゃなくて、よく見れば大半が酔っ払いと化していた。
と、いうことは。
「ゆいほらお前も飲めって!!!」
「ちょっ…!!!」
「俺が優しく飲ませてあげるからなっ」
「んー!!!」
背後から腕を回され、首を固定される。
そのまま身動き出来ない私の口にシャンパンを突っ込んできて。
紫織も酔っているのか、楽しそうに笑っていた。
…―ごくんっ。
「偉い偉いっ」
「ゆい結構飲んだなぁ!!!」
「飲まされたんや!!!」
飲み終わり雄大くんから離れて口直しにお茶を飲む。
胃がシュワシュワするわ!!!
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