白虎連合Ⅰ
が、しかし。
「龍ーっ」
「はい?!」
英寿くんから離れてしまえば、次の標的は龍。
龍に抱き付いてスリスリする。
うん、なんか幸せ!!!
「ゆいさん!!!飲み過ぎですって!!!」
「全然飲んでへんよーっ、いひひっ」
「ちょっ…くっつきすぎ!!!」
「いいやんかぁーっ」
龍の顔が赤いのは、きっと龍も飲んだから。
うん、そうに決まってる。
「ゆいーっ、そろそろ暴走行くでー」
「はーいっ」
「チッ…」
「龍どうしたん?」
「別に」
殆どの人が既に倉庫から出て、バイクに跨っていた。
私は龍に抱き付きながらズルズル外へ。
外の方が寒いけど、テンションが高いからそんなの気にならなかった。
「いこー!!!」
「ゆいさんちゃんと掴まって下さい!!!」
いざ、出発!!!
.