白虎連合Ⅰ
ゆっくりとベットに下ろして貰い、布団を掛けてもらう。
けど布団は冷たい。
…しかしそこに暖かそうなカイロがある。
「龍も一瞬に寝ようやぁー」
「だだだ駄目っすよ!!!」
「だって布団冷たいもん」
「いや、だから、あのですね」
「ケチケチケチ」
部屋を出て行きそうな龍の腕を掴み、必死にお願いをする。
でも龍は顔を赤くして、それを拒んで。
前は私に抱きついてきたくせにっ。
「俺シラフっすよ?!」
「なにそれ、意味わからん」
「とにかく!!!出来ません!!!」
「じゃあ解雇っ」
「解雇?!」
「おやすみ」
ぷいっと反対を向いて布団を被る。
すると後ろから溜め息が聞こえてきて。
「ちょっとだけっすよ」
「ありがとー!!!」
ガバッと布団から顔を出した。
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