白虎連合Ⅰ






ゆっくりとベットに下ろして貰い、布団を掛けてもらう。

けど布団は冷たい。



…しかしそこに暖かそうなカイロがある。







「龍も一瞬に寝ようやぁー」


「だだだ駄目っすよ!!!」


「だって布団冷たいもん」


「いや、だから、あのですね」


「ケチケチケチ」





部屋を出て行きそうな龍の腕を掴み、必死にお願いをする。

でも龍は顔を赤くして、それを拒んで。



前は私に抱きついてきたくせにっ。







「俺シラフっすよ?!」


「なにそれ、意味わからん」


「とにかく!!!出来ません!!!」


「じゃあ解雇っ」


「解雇?!」


「おやすみ」






ぷいっと反対を向いて布団を被る。

すると後ろから溜め息が聞こえてきて。






「ちょっとだけっすよ」


「ありがとー!!!」







ガバッと布団から顔を出した。








.
< 364 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop