白虎連合Ⅰ
龍が飲み物を持って来たと同時に、時刻は夜中三時。
走りの、時間。
「ほな俺達先行くなー」
「おー」
青龍が先頭を勤め、次に白虎。
玄武と朱雀は更に間隔を開けてから。
「ゆいさん、どうぞ!!!」
「はいはい」
私も龍の改造バイクの後ろに乗り込み、背もたれを使う。
腕を上げ、白虎の旗が上がる。
そしてバイクや車は前進した。
沢山のクラクションに、吹かすバイクの音。
私と龍の隣には一台のベンツがあって、中には英寿くんと雄大くん。
窓を開けて何か言ってるみたいだけど全然聞こえない。
「なんてー?」
「たまには俺が乗せてやろか?」
「遠慮しとくわっ!!!」
英寿くんの運転程危ないものはない。
いつか死にたいときにそうさせてもらいます。
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