白虎連合Ⅰ
「ほなお疲れ」
「気をつけて帰って下さいねっ!!!」
「うん、ばいばい」
手を振り、家に入る。
今日は集合やら暴走やらで疲れた。
早く寝たい。
「おかえり」
「あ、うん」
結局朝に帰ったので、リビングには父。
新聞を読みながら私を見た途端、少しびっくりした顔で。
「…特攻服、な」
「うん、ちょっと色々あって」
「そうか」
特攻服を脱いで、階段を上がる。
数段上がった時に足を止め、振り返った。
「約束は守ってる」
返事は無かったけど、きっと聞こえてるはず。
そう告げると再び自分の部屋に向かった。
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