白虎連合Ⅰ
「あたしなー、こないだ白虎連合の人と知り合ってーん!!!」
「じゃあアイツ潰せるんちゃう?!」
「いやーんっ!!!楽しみっ」
廊下から教室に聞こえるぐらいに彼女達の声は大きい。
今は悠介くん達が食堂にいるからやと思うけど、どうしたものか。
「あの子等さ、ゆいがNo.3って知らんやんな?」
「やろうね」
「アホやなー」
同時にパンを食べ、呆れた溜め息をつく。
それでも紫織は楽しそうに、窓の外を眺めていた。
「ゆーいーさーんっ」
「ん?」
窓側から声がして、覗き込むと龍。
他にも下の連中共々。
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