白虎連合Ⅰ
「ゆいっ!!!大丈夫?!」
彼女達が去り、暫く経って紫織が屋上に入ってくる。
そしてその隣には龍。
「ゆいさん、乗って下さい」
「どうも、紫織もありがとう」
「いーえっ」
龍の背に乗り、紫織に礼を言う。
実は紫織には龍を呼ぶために帰ってもらった。
分かってくれてよかったわ。
「ゆいさん、カッコ良かったすよ」
「えへへ」
「なぁ、あの子達ってどうなるん?」
紫織の質問に、私は優しく笑みを浮かべる。
けどその笑顔とは対象的に、
「手出したから、残念な結果かな」
言葉は残酷だった。
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