Fall in love
修Side


「好き。」



俺はこの言葉を何度聞きたいと思っていたんだろう。



柄にもなく涙が出そうになった。



無意識に抱きしめていた腕に力をいれたら、苦しいと睨まれた。




いつもなら睨みかえすけれど、今の俺にはそんな余裕なんかなくて、



ただ目の前にいる亜夢を、強く強く抱きしめた。




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